大分県の為朝伝説的ヶ浜・弓掛の松(別府)

別府の浜の名前の由来

的ヶ浜

管理人が住む大分県別府市、毎年花火大会が行われる的ヶ浜公園。

的ヶ浜

ずっと気が付かなかったんですが、為朝関連の石碑が!

的ヶ浜の由来

かつてこの辺りには、白砂青松の渚でした。 林の中に巨松があり、沖の舟人の目印になったのでその名がついた、とも、 また豊の国に下った鎮西八郎為朝が羽室台からこの松を目がけて的を掛けたのが起こりともいわれ、 近くに弓ヶ浜、老松、弓掛松などがあり当時を偲ぶことができます。

えええ~…羽室台からは無理だろ…。

的ヶ浜公園はここ
羽室台の伝説の地(居城跡?)・御霊社はここ です。グーグルマップによると車で23分の距離です。

ついでに羽室台の御霊社に行ってみた記事はこちら。

弓掛けの松

由来にあった『弓掛松』について、検索したら地元新聞の記事について書かれたブログが出てきました。

http://today.blogcoara.jp/natukashi/2012/09/no1561.html

昭和6年10月1日の今日新聞には、区有温泉物語の第4回として、弓松温泉が取り上げられている。
 名前の由来は北小学校にあった、源為朝の伝説にまつわる弓掛けの松。掲載した昭和7年頃と思われる地図を見ると、北小の敷地のはずれに「弓掛ノ松」が描かれ(現在のトキハ別府店裏の駐車場の位置)、通りをはさんで「弓松温泉」が記入されている。

No1561 区民が手弁当で建設 81年前の今日新聞温泉物語より弓掛けの松にちなむ弓松温泉 - 懐かしの別府ものがたり http://today.blogcoara.jp/natukashi/2012/09/no1561.htm

そんなわけで、ふるさとのデパート・トキハの裏の弓松温泉へ。

別府市内はこんな感じの地元民が毎日入る用の温泉があちこちにあります。

弓松温泉

温泉から道路を挟んだトキハの駐車場。ブログにあった図と同じ位置に今も松がありました。

松

松2

大正11年、当時の日本赤十字総裁閑院宮載仁親王に御召列車から弓掛松を見ていただくため、的が浜を焼き払う事件があったそうです。
松が切られたのは昭和のいつごろだったのだろう。

「別府的が浜焼き討ち事件」の海岸を訪ねて
http://blog.goo.ne.jp/miyakecyan/e/5df7d1db32bcc27517d50b9762dc09d1

的ヶ浜事件 - Wikipedia

その他、地名の由来

鎮西八郎源為朝が若き日に弓の鍛錬をした場所と伝えられている。剛弓の弓を張ったのが「弓ヶ浜」、的を置いたのが「的ヶ浜」で、褒美の餅を食ったのが「餅ヶ浜」という。

別府温泉 餅ヶ浜温泉 - 鎮西八郎為朝ゆかりの湯 - 海心堂の温泉逍遥 http://skai1216.blog.fc2.com/blog-entry-359.html

地元の浜の名前、謎だったけどそういう事なの!
為朝伝説がこんなに身近にあったとは知りませんでした。調べてみるものだなあ。

2018/2/18 公開