大分県の為朝伝説羽室御霊社(別府)

別府市羽室にある為朝伝説の地

為朝伝説の地…?

亀川駅看板

別府市、亀川駅にこんな看板がありまして、

亀川駅看板アップ

『為朝伝説の地』とあります。なんですかねこれ。
横に『御霊社』とあります。

ググりました

地元では「羽室御霊社」と呼ばれているそうです。実際に行った方の記事がありました。

http://www.komainu.org/ooita/beppusi/hamurogoryo/hamurogoryo.html

竈門氏のお墓が主みたいですが、御祭神は為朝か…まじか…。
地元民だけど知らんかった。

行ってみました

羽室御霊社は2017年3月で閉校した大分県立羽室台高校の近くにあります。

鳥居

看板1

杜の創建は、古くは鎌倉時代と言われている。二三基の五輪塔が古搭群を形成している。また、社には、滝沢馬琴の椿説弓張月で有名な源為朝が弓を掛けたといわれる老松が昇天の龍さながら、枝をうねらせていた。
今はその松(弓掛けの松)も枯れ昔を偲ぶことすらできない。

おお…馬琴の椿説弓張月…おお……。
作品名が出るとファン嬉しい…。

老松はもうないんですね。悲しい。さすがに800年前は無理か。

看板2

この羽室御霊社社殿裏の古塔群は大きく3群に分かれ、国東塔、五輪塔、角塔婆、板碑など各種の古塔があります。この古塔群全体が県指定史跡に、またこのうち最も大きな五輪塔3基が県指定有形文化財にそれぞれ指定されています。
造立年代は塔の形式から鎌倉時代後期から室町時代前期で、当時この地を治めていた竈門氏の墓地と考えられています。
五輪塔の1基には「嘉元四年(1306)年丙午正月廿一日 沙弥道善」、他の1基には「暦応ニ(1339年)巳卯六月廿八日」の銘がある(日名子太郎「大分県金石年表」より)といわれますが、現在は磨滅して解読困難です。
地元には源為朝に関連した伝説が残っています。

為朝の伝説の詳細については書かれていませんが、ネットや本で調べた感じでは、為朝と12人の后がここに住んでいて、この塔はそのお墓、とかいう話があるようです。

竈門氏五輪塔

竈門氏五輪塔と稲荷

五輪塔と本殿

おまけに狛犬くん。

狛犬

笑顔に見えます。かわいい。

余談ですが、看板にあった竈門氏関連か?近くに竃門(かまど)神社があり、そちらには鬼の伝説があります。
鬼夜叉こと紀平治を思い出します。二人が出会ったのも豊後でしたよね。

2018/2/18 公開